Hydrogen-Saturated Saline Protects Intensive Narrow Band Noise-Induced Hearing Loss in Guinea Pigs through an Antioxidant Effect. | 水素を飽和させた生理食塩水は抗酸化作用を通じて、 狭帯域強ノイズによる聴力喪失からモルモットを守る

PLoS One. 2014 Jun 19;9(6):e100774. doi: 10.1371/journal.pone.0100774. eCollection 2014.

Hydrogen-Saturated Saline Protects Intensive Narrow Band Noise-Induced Hearing Loss in Guinea Pigs through an Antioxidant Effect.

Department of Otolaryngology Head and Neck Surgery, Chinese PLA General Hospital

Abstract

The purpose of the current study was to evaluate hydrogen-saturated saline protecting intensive narrow band noise-induced hearing loss. Guinea pigs were divided into three groups: hydrogen-saturated saline; normal saline; and control. For saline administration, the guinea pigs were given daily abdominal injections (1 ml/100 g) 3 days before and 1 h before narrow band noise exposure (2.5-3.5 kHz 130 dB SPL, 1 h). The guinea pigs in the control group received no treatment. The hearing function was assessed by the auditory brainstem response (ABR) and distortion product otoacoustic emission (DPOAE) recording. The changes of free radicals in the cochlea before noise exposure, and immediately and 7 days after noise exposure were also examined. By Scanning electron microscopy and succinate dehydrogenase staining, we found that pre-treatment with hydrogen-saturated saline significantly reduced noise-induced hair cell damage and hearing loss. We also found that the malondialdehyde, lipid peroxidation, and hydroxyl levels were significantly lower in the hydrogen-saturated saline group after noise trauma, indicating that hydrogen-saturated saline can decrease the amount of harmful free radicals caused by noise trauma. Our findings suggest that hydrogen-saturated saline is effective in preventing intensive narrow band noise-induced hearing loss through the antioxidant effect.


PLoS One. 2014 Jun 19;9(6):e100774. doi: 10.1371/journal.pone.0100774. eCollection 2014.

水素を飽和させた生理食塩水は抗酸化作用を通じて、
狭帯域強ノイズによる聴力喪失からモルモットを守る

中国人民解放軍総合病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科

<要旨>

本研究の目的は、狭帯域強ノイズによる聴力喪失に対して、飽和水素生理食塩水が保護作用を示すかどうか評価することです。

モルモットは以下の3グループに分けられました。
・水素を飽和させた生理食塩水を与えた群
・生理食塩水を与えた群
・コントロール群

なお、生理食塩水は狭帯域ノイズ曝露3日前から投与を始め、3日前、2日前、1日前と1時間前に腹腔内投与(1ml/100g体重)しました。また、コントロール群ではノイズの曝露を含め、何の処置も行いませんでした。

また、モルモットの聴覚はABR(聴性脳幹反応)とDPOAE(歪成分耳音響放射検査)で評価するとともに、うずまき管のフリーラジカル量をノイズ曝露前、曝露直後、曝露から7日目に測定しその変化を観察しました。

電子顕微鏡とコハク酸デヒドロゲナーゼの染色の結果から、モルモットに水素を飽和させた生理食塩水を事前に投与しておくと、ノイズによる有毛細胞のダメージと聴覚の喪失を有意に減少することがわかりました。

また飽和水素生理食塩水を与えた群では、ノイズ曝露後のマロンジアルデヒドや過酸化脂質、脂肪酸ラジカルの量が有意に減少していました。このことから、ノイズ曝露により発生した有害フリーラジカルを飽和水素生理食塩水が減らしたと考えられます。

以上の私たちの研究の結果から、飽和水素生理食塩水は抗酸化作用を発揮することで、狭帯域の強ノイズによる聴覚喪失に対して効果を表すと考えます。


<一言>

またまた水素水と難聴の関係性を調べた論文です。今回も同じくモルモットを使用しています。全くの門外漢なのでピントがずれているかもしれませんが、聴覚試験は動物でもできるんですね。某楽曲盗作者の騒動で報道されたこともあり、聴覚試験は自己申告制の上で成り立っているのかと思っていました。…と全く関係ない所に関心を示してしまいました。すみません。

ただ、瞬発的に爆音を耳にしたり、慢性的に騒音にさらされたりしたことによる難聴もフリーラジカルや活性酸素が一枚かんでいるんですね。だからこそ水素に効果があったということなのでしょう。